平成22年度岡山大学資源生物科学研究所共同研究課題の公募について
このたび、岡山大学資源生物科学研究所は、共同利用・共同研究拠点「植物遺伝資源・ストレス科学研究拠点」の事業として、共同研究課題を公募いたします。
共同研究課題募集要項 (共同研究課題募集要項 word版 ダウンロード) (応募書類 word版 ダウンロード)
岡山大学資源生物科学研究所は、1914年に設立された財団法人大原農業研究所を前身としており、戦後、岡山大学に移管されてからも、一貫して農業科学に関わる基礎的研究を行ってきた。1988年には、分子生物学の進展などを受け、新たに資源生物科学研究所として生まれ変わり、モデル植物を用いた最新の研究成果を出すと共に、オオムギや野生植物に関わる遺伝資源を蓄積し、オオムギのゲノム解析基盤を整備してきた。
平成21年6月には文部科学大臣より共同利用・共同研究拠点「植物遺伝資源・ストレス科学研究拠点」に認定され、平成22年度から本研究所に集約された植物遺伝資源と植物ストレス科学の知識・技術を基に、多様な先端的共同研究を推進するとともに、植物遺伝資源・ストレス科学研究を積極的、意欲的に担う研究者の教育・育成に努める予定である。
当研究所の研究組織の概要は以下の通りである。
1. 植物ストレス科学共同研究コア
植物の生存環境における種々のストレスを大きく3つの要因(大気環境ストレス、土壌環境ストレス、環境生物ストレス)に分け、それぞれの要因に対応した共同研究ユニットを立ち上げる。それぞれのユニットでは、各種ストレスに対する応答反応や生物間相互作用を生理学的、生化学的、病理学的、遺伝・育種学的に解析し、植物のストレス耐性を向上させるための基盤研究を国内外の研究者と共同で行う。その際、大麦や野生植物の遺伝資源を有効に利用し、多様性を基礎にした耐性植物の選抜と応用に関する研究を行う。
(1) 大気環境ストレスユニット
大気環境に見られる光、温度、水、CO2、活性酸素種やその他の外的要因が植物に与える影響、及び、植物側の応答反応について基盤研究を行うとともに、植物にとって過酷な大気環境(強光、乾燥、大気汚染物質)に関する適応性及び耐性機構について解析し、作物の生産性向上へ役立てる。
(2) 土壌環境ストレスユニット
種々の問題土壌における植物のストレス応答の解析と利用、バイオレメディエーションに関する生理遺伝学的研究を行う。また、問題土壌の生産性向上に関わる遺伝育種学的研究を行う。
(3) 環境生物ストレスユニット
植物に影響を与える生物を特定し、それらに対する植物の応答反応や生物間相互作用を解析するとともに、ストレス耐性能、高生産性能の付与、向上に関する研究を行う。
2. 大麦・野生植物資源研究センター
バイオサイエンスの研究材料として、また、将来における植物育種の遺伝資源として重要なオオムギおよび野生植物を収集・保存し、それらの遺伝的特性の評価、情報管理、利用等を行う。
(1) 遺伝資源ユニット
オオムギの豊富な遺伝資源と詳細なゲノム情報を利用して、オオムギの有する高度な環境適応性の解析と農業上重要な形質に関わる遺伝子ネットワークの解析と利用に関する研究を行う。さらに、オオムギゲノム情報のムギ類作物への展開についても、共同研究を推進する。野生植物については、ストレス耐性に関わる遺伝的多様性の評価と農業上有用な形質解析および利用に関する共同研究を推進する。
(2) ゲノム育種ユニット
効率的な形質転換技術の開発、およびオーダーメード遺伝子改変技術の開発を行い、耐性作物を創出するとともに、イネのトランスポゾンタグ系統を利用したストレス耐性変異の選抜と遺伝子単離、および野生種の潜在的変異の探索・評価や、関与遺伝子の解析・利用について共同研究を行う。
このたび、同拠点に設置予定の植物ストレス科学共同研究コアおよび大麦・野生植物資源研究センターに属する研究ユニットとの共同研究を以下の通り募集する。
1.公募テーマ
・植物のストレス耐性向上に関する研究
・植物のストレス応答反応に関する研究
・植物の生物間相互作用に関する研究
・植物遺伝資源の評価と利用に関する研究
・耐性植物の創出と利用に関する研究
2.応募資格
平成22年4月1日の時点で、大学・公的試験研究機関の研究者またはこれに相当する方。
3.研究期間
平成22年4月1日から平成23年3月31日まで
(内容によって年度単位で最長3年まで更新可能)
4.提出書類
申請者は、所定の様式による「送り状」(所属機関の部局長の公印要)及び「共同研究課題申請書」(※様式は当研究所ホームページからダウンロード可能)を下記宛先まで郵送のこと。
〒710-0046倉敷市中央2丁目20-1
岡山大学資源生物科学研究所共同利用担当
(「共同研究課題応募」と封筒に表記)
TEL:(086)424-1661 FAX:(086)434-1249
E-mai:kyodo@server.rib.okayama-u.ac.jp
5.応募締切
平成22年2月26 日(金)(必着) 公募は終了いたしました
6.採否
当研究所の共同利用に関する委員会の議を経て採否を決定し、平成22年3月中に申請者に通知する。
7.研究経費
旅費・滞在費・消耗品費として1研究課題につき年度総額100万円を限度として支給する。(内容により額を決定する)
最長3年間の研究期間とするが、継続研究課題は毎年採否決定を行う。なお、2年目以降は継続申請書の提出が必要で、支給される研究経費も変動する可能性がある。
8.注意事項
1)原則として、本研究所に来所しての共同研究となる。 2)年度終了後に研究報告書を申請者より提出する。提出した報告書は本研究所のホームページ及び年報において公表することがある。
3)動物実験を含む研究や、ヒト試料の使用・ヒト遺伝子解析研究・組換えDNA実験などの生命倫理・安全対策に対する取組を必要とする研究などについては、法令等に基づき本学の関連委員会による承認手続き、教育訓練の受講などが必要となる場合がある。
(応募書類 word版 ダウンロード) |