研究所について
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岡山大学
資源生物科学研究所
所長 村田 稔 |
本研究所は大正3(1914)年に、大原美術館の創立などで知られる大原孫三郎氏によって設立されました。当初は大原農業研究所と呼ばれ農民の福祉向上のため広く農事の改善を目指す私立の研究所として存続してきましたが、第二次世界大戦後の農地改革により財政基盤を失い、昭和27(1952)年に新制となった岡山大学に移管されました。昭和28(1953)年には、岡山大学農業生物研究所と名称を変え、国立大学附置研究所となり、当初の5部門(植物病理学、生物科学、害虫学、作物生理学、作物遺伝学)に、微細気象学、水質学、雑草学の3部門と大麦系統保存施設が順次増設されました。昭和63(1988)年には、名称を現在の資源生物科学研究所とし、平成16(2004)年には研究体制を分野制からグループ制に変更しています。
現構成員は総勢150余名で、教員36名の組織ですが、15の研究グループを構成して、微生物からモデル植物や作物に至る資源生物を対象とした遺伝および生理、特に各種ストレス環境に対する反応について様々な角度から取り組んでいます。これらの研究成果は、Nature, PNASなどに発表されています。また、学会賞などの受賞者も多く、特に農学賞(昭和17年以降は日本農学賞)については、初代所長の近藤万太郎博士以後、12名もの研究所関係者が受賞の栄誉に浴しています。
研究所にとって、研究費をいかに確保するかは重要な命題です。特に最近は、運営費交付金(国費)の減額が続いており、外部資金の獲得が不可欠となっています。このような中、当研究所では、科学研究費補助金、各種助成金などへの積極的な応募を推奨しており、平成18(2006)年は3億円を越える外部資金を獲得しました。
本研究所の史料館(付属図書館資源生物科学研究所分館)には大原農業研究所以来の貴重な文献や資料が良く整備されています。例えば、ドイツの植物生理学者ペッファーの蔵書コレクション、中国の明、清時代の農書などは世界的にも貴重です。また、NatureやScienceは第1巻第1号から揃っています。
教員は全員、岡山大学の自然科学研究科に所属し、積極的に大学院教育に携わっています。現在32名の大学院生が在籍しており、うち9名は外国人留学生です。大学院生以外にも、博士研究員など十数名の非常勤研究員が日夜研究を行っています。
▶続きます
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