原子吸光分光光度計


機種:偏光ゼーマン原子吸光光度計 Z-8270 (日立社製)

原子吸光光度計は、基底状態にある原子に適当な波長の光を通すと、原子がその光を吸収して励起する現象を利用した分析で、金属成分の定量分析が ppb~ppmの濃度で測定できる装置です。本測定では、偏光とゼーマン効果によってバックグラウンド補正を行っています。
化学炎で試料を原子化するフレーム原子化法では、燃料ガスと助燃ガス(アセチレン-空気)を混合してバーナーで燃焼し、試料を霧状にして原子化したもの を測定します。ただし、試料が1回の測定につき約2mL必要で、測定できる濃度はppmレベルとなります。
他に、黒鉛炉(グラファイトキュベット)を用いたフレームレス(グラファイトファーネス)原子化法があり、原子化部に電流を通じて磁場をかけ、高温にす ることにより原子化され測定できます。試料は約1mLあれば測定できますので、少量しかない試料に向いています。また測定できる濃度もppbレベルなの で、濃度が低いものにも適しています。
なお、本装置の共同利用にあたっては、担当技術職員が測定の指導を行います。