ダッタンソバと野生ソバのアルミニウム耐性及び集積機構

[著者] Wang, H., Chen, R. F., Iwashita, T., Shen, R. F. and Ma, J. F.

[タイトル] Physiological characterization of aluminum tolerance and accumulation in tartary and wild buckwheat.

[掲載誌] New Phytologist (2014)  doi: 10.1111/nph.13011

[内容紹介] 栽培種のソバ(普通ソバ)はアルミニウム耐性集積植物として知られ、我々はこれまでにその耐性と集積機構を生理学的に解析してきた。今回は同じ属の近縁種であるダッタンソバと野生ソバについてアルミニウム応答性と集積性について調べた。普通ソバと同様、ダッタンソバと野生ソバもアルミニウムに応答して根から素早くシュウ酸を分泌した。またいずれも素早く地上部にアルミニウムを集積する特性を示した。27Al-NMRで体内のアルミニウム形態を調べたところ、根と葉では、アルミニウムはシュウ酸と1:3の比率の錯体で存在していた。しかし、導管液にはアルミニウムはクエン酸と1:1の比率の錯体で存在していた。これらのことは、ソバの体内外のアルミニウム無毒化機構がFagopyrum属に保存されていることを示している。(植物ストレス学グループ・馬 建鋒)。

関連リンク: 植物ストレス学グループ