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コムギのリンゴ酸輸送体タンパク質のC末端領域がアルミニウム活性化を調節する

[著者] Furuichi T, Sasaki T, Tsuchiya Y, Ryan PR, Delhaize E, Yamamoto Y

[タイトル] Extracellular hydrophilic carboxy-terminal domain regulates the activity of TaALMT1, the aluminum-activated malate transport protein of wheat

[掲載誌]  Plant J. 64, 47-55 (2010)


[内容紹介] コムギのアルミニウム(Al)耐性遺伝子であるTaALMT1は、そのリンゴ酸 輸送がAlで活性化されるユニークな特性をもちます。私達は、アフリカツメガエル卵母細胞を用いた電気生理学的解析によって、TaALMT1タンパク質の C-末端にある比較的長い親水性ペプチド領域の3箇所の酸性アミノ酸{アスパラギン酸とグルタミン酸(E274, D275, E284)}がAl活性化に必要であることを明らかにしました。さらに、TaALMT1のC末端領域の欠失や、シロイヌナズナの相同タンパク質 AtALMT1のC末端領域と入れ換えたキメラタンパク質の解析から、C末端領域がリンゴ酸輸送能の調節に重要であることを明らかにしました。これらの結 果は、ALMT1の機能を強化する応用研究につながり、将来的にさらに強い酸性土壌耐性を作物に付与できると考えています。(植物成長制御グループ 佐々 木孝行)

 

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