ケイ素はマンガンの毒性と集積を減少する

[著者] Che, J., Yamaji, N., Shao, J. F., Ma, J. F. and Shen, R. F.

[タイトル] Silicon decreases both uptake and root-to-shoot translocation of manganese in rice.

[掲載誌] J. Exp. Bot. 67: 1535-1544 (2016)

[内容紹介] ケイ素は植物にとって様々な有益作用を持っていますが、そのうちの一つは過剰なマンガンの毒性を軽減することです。今回は、ケイ酸吸収変異体を用いて、ケイ素によるマンガン毒性軽減と集積に関するメカニズムを調べました。その結果、ケイ素はマンガンの吸収輸送体遺伝子OsNramp5の発現を抑制して、マンガンの吸収を減少させることに加えて、根の細胞内においてケイ素とマンガンとの複合体を形成させ、根から地上部への転流も抑えることを明らかにしました。

(文責 植物ストレス学グループ・馬 建鋒)