ランタノイドに応答した植物共生細菌のメタノール代謝経路

[著者] Yanpirat P, Nakatsuji Y, Hiraga S, Fujitani Y, Izumi T, Masuda S, Mitsui R, Nakagawa T, Tani A.

[論文タイトル] Lanthanide-dependent methanol and formaldehyde oxidation in Methylobacterium aquaticum strain 22A.

[掲載論文] Microorganisms. 8(6) 822, 2020
https://www.mdpi.com/2076-2607/8/6/822

[使用した共通機器] DNAシーケンサー

[共同研究] 岐阜大学、岡山理科大学

[内容紹介]
Methylobacterium属細菌は植物葉上の主要な共生細菌で、植物が放出しているメタノールを利用して優占化しています。本属細菌のメタノール代謝はモデル細菌であるM. extorquens AM1株を中心に行われてきました。私たちの研究室で用いている、植物生育促進作用のあるM. aquaticum 22A株はメタノール代謝経路を複数持っています。これらの切り替えや使い分けはランタノイドという元素の有無に依存しています。メタノールの代謝では代謝中間体のホルムアルデヒドの代謝が重要で、本株はAM1株にはない代謝経路があり、それがメタノール代謝に関わることなどを明らかにしました。(文責:植物環境微生物グループ・谷 明生)

お問い合わせ先:植物環境微生物グループ・谷 明生