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本文へジャンプ 2012年1月11日公開   

 



 はじめに

 近藤萬太郎初代所長は岡山県邑久郡豊村五明で1883年9月21日に生まれ、岡山中学、第六高等学校を卒業後、1908年7月農科大学を卒業後、9月東京帝国大学大学院に入学、種子学を専攻されました。大原孫三郎氏の後援のもとドイツのベルリン農科大学、ホーヘンハイム農科大学に入学されました。1914年の帰国後すぐに大原奨農会農業研究所の設立に従事し、初代所長として様々な方面で業績を上げられました。
 その中で、農林種子の研究は「農林種子学」として、集大成されました。
 その種子は現在もこの研究所に保存され、利用されていますが、このたびそのデータベース化が完成しましたのでwebに公開することにしました。

 近藤萬太郎 略歴

・1883年 9月21日
・1902年 3月 
・1905年 3月 
・1908年 7月 
       9月 
・1911年 2月
       4月
・1912年10月
・1914年 7月
・1915年 7月 3日
・1927年 4月 9日
・1928年 1月23日
        5月
        7月

       12月
・1946年11月7日

岡山県邑久郡豊村五明に生まれる
岡山中学校卒業
第六高等学校卒業
農科大学卒業
東京帝国大学大学院に入学、種子学を専攻す 
独逸に留学
伯林農科大学に入学す
ホーヘンハイム農科大学に入学す
財団法人大原奨農会農業研究所長に就任す
農学博士の学位を受く
農学賞牌を受領(農学会)
欧米各国に出張を命ぜらる(文部省)
ローマにて第5回万国種子会議に出席
ブラッセルにて万国生物学協会及万国種子学術研究会議に出席
帰朝
倉敷市住吉町226番地の自宅にて逝去
享年64才

 データーベースを作成するにあたって

●保存状態について
 種子は標本瓶、試験管などに入っています。
 古いものはかなり年月が経っているため、生きているものはほとんどないと思われます。
 ラベルの状態に付いては下記参考。 

標本瓶保存の例 試験管保存の例

 
●データの記載について
 ラベルは読み取りやすいものからほとんど解読不能なもの、記載の不完全なもの、虫食いがあるもの、インクの消滅、ラベル紙老朽化で破損しているものなど状態が様々なため、可能な限りは読み取る努力をしました。 
 したがって、読み間違いなどがある思われますので、詳細をご希望の方はお問い合わせください。

 
ラベルの様子の一例


日付 採集日であったり、種子を取り寄せた日付のものもあり。ラベルから状態が悪くて読み取れないものや記載のないものについては00を用いました。
和名 記載された学名から和名を判断したものや、記載そのままのものまであります。。作物名含む。
学名 旧学名のものから現在の学名を当てはめたものや、その時点で判断したものを記載。
備考 その他、瓶記載の旧学名とか、作物品種、ドイツ語らしいもの、その他、データ読み取りの時に気がついたことなど。
地名・入手先 採集場所であったり、植物関係の会社から取り寄せたり、現地の市場で購入したものもあります。
種子番号 末尾にSがつくものは収集種子、「さく葉」は植物さく葉標本として保存。


このデータベースは大原奨農会の助成を受けて作られました。



   
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