本研究は、アクアポリンの構造と調節機構を研究し、農作物(植物)の水吸収・水輸送において、これまで手つかずであった分子機構・基盤原理の解明をすすめることを目的としています。その成果は根本的に新しい水管理手法の開発を含め、従来の技術では対応できなかったような栽培・植栽環境(乾燥地等、水利用が困難な環境)への対応、果物や花卉の品質や鮮度保持の向上(「みずみずしい」農産物の生産と供給)等の実現へつながることが期待されます。また二酸化炭素輸送能等、水の吸収・輸送以外のアクアポリン新機能の解析とその利用も本研究の目的としています。
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