光合成装置の環境適応メカニズムの解明と応用に向けて

 

桶川 友季 准教授

 

光環境適応研究グループ

 
email: okegawa(AT)okayama-u.ac.jp (ATをアットマークに変更してください)

光合成装置の環境適応メカニズムの解明と応用に向けて

 

桶川 友季 准教授

 

光環境適応研究グループ

 
okegawa(AT)okayama-u.ac.jp

Q1 研究内容を教えて下さい。

植物の光合成に関する基礎研究です。植物にとって太陽の光エネルギーは光合成に無くてはならないものですが、強すぎる光は植物にとってストレスになります。植物がどのようにストレスを回避しながら光合成を効率よくおこなっているのか?ということを主にモデル植物であるシロイヌナズナを使って調べています。

Q2 その研究は世の中にどのように役立つんですか?

小学校の教科書にも載っている「光合成」ですが、そのしくみは非常に複雑で、その制御機構などまだ完全には分かっていません。私たちの研究はまだまだ基礎研究ですが、光合成のしくみを明らかにすることで将来的に植物の光合成能力を上げる技術が開発されるとうれしいです。

Q3 大学からずっと同じテーマで研究されてきたのですか?

大学でのテーマは林学でした。中学生の頃から地球温暖化や森林破壊などの環境問題に興味が合ったので林学科のある大学を選びました。大学で勉強を進めるうちに研究材料が樹木だと遺伝学や生理学を研究することが難しいことに気づき、材料をモデル植物であるシロイヌナズナに変えました。

Q4 大学院進学を決めた理由は?

博士過程に進むときは就職するか進学するかを悩み、周りの友人と一緒に就職活動を始めました。ただ、その時にしていた実験がおもしろいな、と思っていたので、もう少し続けてみようと考え、最終的には進学を選びました。

Q5 目標とする研究者像はありますか?

大学の頃、すごく楽しそうに講義をする先生がいて、それが強く印象に残っています。最近では退職された先生が学会に出席して発表をされているのを見て、とても刺激を受けました。いつまでも好奇心と探究心を忘れずに研究を純粋に楽しむ心を持っていたいです。また、研究者に限りませんが、好きだなと思える仕事に就けることはとても幸せだと思います。

Q6 研究から話題を変えて、何か趣味はおありですか?

映画館で映画を見ることです。見たい映画があるときはもちろんですが、特に見たい映画が無くても映画館で映画を見ると2時間だけの非日常が経験できてリフレッシュ出来ます。

Q7 最近の楽しみは何ですか?

新しいご飯屋さんに挑戦することです。倉敷に来た当初はコロナの真っ只中で外食はほとんどできませんでしたが最近は外食の機会も増えてきました。食べることも飲むことも好きなのでお気に入りのお店を見つけて、『行きつけのお店』にしたいです。

Q8 倉敷・岡山で好きなところは?

適度に田舎なところです。基本的に何でもそろっているので、車を運転しない私でも特に困ることがなく生活できます。海も山も近いので車があると楽しいだろうな、とは思います。冬でも晴れた日が多いところも好きなところの一つです。

Q9 研究室でのイベントはありますか?

歓迎会や送別会、忘年会やバーベキューなど季節ごとのイベントを楽しんでいます。

Q10 最後に、新・大学院生へのメッセージをお願いします!

「興味があること」「知りたいと思うこと」を見つけて研究を楽しんでください!