岡山大学 資源植物科学研究所/大学院 環境生命自然科学研究科
植物・昆虫間相互作用グループにようこそ!
私たちは植物と植食性昆虫(害虫)との攻防において、「植食性昆虫に対する植物の多様な防御戦略を読み解く」とともに、「植物は植食性昆虫に食害されていることをどのように感知し防御機構を活性するのか?」、植物の植食性昆虫に対する巧妙な防御戦略を理解するために研究を進めています。
当研究室では大学院生を募集しています。私たちの研究に興味をお持ちの方ぜひご連絡ください。植物研のオンライン大学院進学説明会へのご参加もお待ちしています!
植物は外敵となる植食性昆虫との生存競争のなかで、多様で巧みな防御システムを構築しています。本グループでは植物の防御戦略を理解することを目指し、二次代謝物や揮発性物質等の防御機構を担う分子や、植物の防御戦略に関わる構造に注目した研究を行っています。これら防御システムに注目しながら、作物の耐虫性向上に向けた研究を展開しています。また、植物が植食性昆虫に対して防御応答を誘導する際、食害する昆虫種により、応答の質(種類)や応答の量(強さ)が異なる場合があることが知られています。植物がどのように昆虫種の違いを識別し、どのように防御応答の質・量を決めるべく制御された防御シグナルを活性化するのか、その分子メカニズムに注目し研究を行っています。
例えば、異なるイネ品種を研究所の同時期に同一圃場で栽培したところ、害虫に対する抵抗性が大きく異なりました。左の写真ではウンカよる被害(矢印)が、右の写真ではバッタによる食害(矢印)が品種間で大きく異なります。これらイネの品種間で害虫に対する抵抗性がなぜ違うのか?このような切り口から、今まで知られていない、耐虫性に関わる植物の分子や遺伝子あるいは構造の発見を目指します。これらは研究室の研究テーマの一例で、他にも様々な取り組みで、植物の害虫に対する防御戦略の研究を進めています。
詳細については研究内容もご覧ください。
当研究室は倉敷駅から歩いて15分の岡山大学倉敷キャンパスにあります。白壁の蔵屋敷など情緒あふれる町並の倉敷美観地区に近接しています。植物研空撮動画では、私たちの研究室が所属する資源植物科学研究所(植物研)の紹介や周辺の町並みを2分でご覧になれます。
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