2022年8月 植物の昆虫食害認識機構に関する総説が日本農薬学会誌に掲載されました。

植物の昆虫食害認識機構についてのミニレビュー「植物の自己損傷感知による昆虫食害認識機構」が日本農薬学会誌に掲載されました。このミニレビューでは咀嚼性植食性昆虫に注目し、植物がどのように昆虫食害を感知するのか、現時点で明らかにされている分子機構を紹介しています。特に食害時の損傷にともない生じる植物由来の分子がどのように食害認識に関与するのか、先行して進んでいた植物の微生物認識系や、著者らの最近の研究成果を交えながら解説しています。

新屋友規, 小竹敬久, Galis Ivan, 植物の自己損傷感知による昆虫食害認識機構, 日本農薬学会誌 (2022) 47, 74-77