| お問い合わせ | Home  |  





データベース


(公開中)

帰化植物種子画像データベースと
日本の雑草種子画像データベースを
合併し、画像数も増えました。




(公開中)




現在の標本保有数
(2014年3月31日現在)
種子 冷凍種子 さく葉標本
224 210 263
5,659 4,041 6,666
点数 34,218 18,442 70,281

●収集保存活動送付方法の
説明はこちら




研究内容

 植物の光受容体を介した地域適応機構の解明


植物は発芽して、成長し、花を咲かせ、次世代を担う種子を作ることで生活史を営みます。動物のように移動できない植物にとって、これらの時期を周囲の環境に適した形で制御することは植物の環境適応として重要な役割を持つことが考えられます。私たちはこうした植物の適応戦略を決める因子として、植物の光センサー(光受容体)である『フィトクロム』に注目した研究を進めています。


      
   ミヤマタネツケバナのフィトクロム(PHYE)遺伝子における対立遺伝子の系統関係。分布域北部と南部ではアミノ酸置換(黒塗バー)により大きく隔てられた異なる対立遺伝子を持つ。
Ikeda et al. 2009. Geneticsより改変
 
   


 周北極-高山植物における生物地理学的研究

日本列島の高標高山岳地域(高山帯;北緯35度)には、北極圏(北緯75度)に分布する植物と共通する種や近縁な種が生育しています。白夜のある北極圏と日本列島では日長を初めとした植物の生育環境が劇的に違うはずです。なぜこのような環境の違いの中で類縁な植物が生育できるのかという問いを、遺伝子解析による系統地理学の研究から明らかにすることを目指しています。

   

   日本固有高山植物ミヤマタネツケバナ(Cardamine nipponica)と近縁種の系統関係。日本固有の高山植物が周北極植物と近縁であることが分かる。
Ikeda et al. 2013. New Phytologistより改変
   


 植物の分子系統解析を中心とした系統分類学的研究

広義ユリ科、カヤツリグサ科、ヤマノイモ科などの単子葉植物を主な材料として、伝統的な分類体系を分子系統などを用いて検証し、表現形と系統関係の不一致の生物学的意味を探ると共に、より調和的な分類体系の構築を目指しています。
研究材料と遺伝資源の収集や植物相調査のための野外調査も行います。


葉緑体DNAによる
単子葉植物の分子系統樹



 その他 いままでの研究など

種子の形態から検索ができる植物図鑑としては世界有数の規模を持つ日本の帰化植物種子画像データベースを構築し、ホームページに公開しています。



近藤萬太郎初代所長が当時収集した117科880種3374点の種子は現在も研究所で良く保存されており、データベース化されています。




その他

〒710-0046 倉敷市中央2-20-1 岡山大学 資源植物科学研究所 野生植物グループ 086-434-1240

 

 

 

 

 

Copylight (C) 2010 IPSR Okayama University All Rights Reserved.