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研究内容

■植物/病原ウイルス/媒介者  
ムギ類などの作物とそれを取り巻く菌類や昆虫類のウイルス叢の解明を進めています。また、ラン/ウイルス/ヒメハダニ系)を用いて、ウイルスの複製や粒子形成、媒介機構の解析もすすめています。

最近の研究成果(2011〜)
 植物染色体に挿入された非レトロRNAウイルスの化石配列 PLoS Pathog 7, e1002146, 2011
 ベニウイルスの感染記録(化石配列)を植物・昆虫ゲノム上で発見 Virus Res 177: 75-86, 2013 

 マイナス鎖RNAウイルス(OFV)のウイルス合成工場の形成機 J Virol 87, 7423-7434, 2013
 土壌媒介性ウイルスは根で効率的にRNAiを抑制する J Gen Virol 93:1841-1850, 2012
 BNYVVの遺伝的多様性, 地理的起源および宿主植物の抵抗性進化MPMI 24, 207-218, 2011


  図:OFV病徴(A)、媒介者ヒメハダニ(B)、精製ウイルス粒子(C)



 
      図: OFVとラブドウイルスのゲノム構造

■ムギ類/ウイルス
ムギ類で有効利用可能なウイルスベクターの構築をめざしています。

■RNAサイレンシングに関する研究
土壌伝染性ウイルスのRNA サイレンシング抑制メカニズム


   図:BNYVV RTD領域を導入したN.benthaminaのウイルス反応

■植物ゲノム上に存在するウイルス化石配列の解析もはじめました!
逆転写酵素をもたない多くのRNAウイルスは宿主の染色体に挿入されることはないと考えられていました。しかし、最近になり次々と非レトロRNAウイルス配列(NRVS)が生物ゲノム上から発見されています。私たちは、このNRVSがどのように挿入されるのか、またNRVSの生物学的な存在意義について研究を進めています。



   図:植物のcladogramとゲノム上のウイルス様配列(一部)
  
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