第32回資源植物科学シンポジウム「東日本大震災被災農地の営農再開に向けて」

開催日:12月17日(木) 13:00 ~17:00

■目的:東日本大震災及び福島第一原発事故が発生して4年が経過した。津波被害を受けた農家で営農を再開した割合は7割にとどまっている。原発事故による放射能汚染では、2015年8月時点で市町村が実施する除染区域の85%の農地で除染が終了しているものの、国直轄の除染区域11市町村における除染農地では36%しか終了していない。資源植物科学研究所では、2011年に震災復興支援を予備的に開始して2012年にはワークショップ開催した。2012-2013年には岡山大学機能強化戦略経費に採択され、オオムギを用いた塩害農地の修復、野生植物による放射性Cs汚染農地の修復に関する研究を行い、2013年2月、2014年4月にシンポジウムを開催した。さらに、2014-2015年も同様に岡山大学機能強化戦略経費に採択され、塩害農地の修復、除染後の農地再生に関する取り組みを行ってきた。本シンポジウムは、宮城県・福島県の現地で奮闘されている講師をお招きして復興の状況や水稲、果樹の放射能汚染と低減対策についての研究成果を伺うとともに、資源植物科学研究所を中心とした岡山大学での震災復興支援に係わる研究の成果について報告する。

■プログラム:
13:00 開催挨拶 前川雅彦 (資源植物科学研究所長)
13:10-13:40 「東日本大震災からの宮城県農業の復興状況」
永野邦明(宮城県古川農業試験場)
13:40-14:10 「オオムギを用いた津波被災地の復興に向けて」
佐藤和広(岡山大学資源植物科学研究所)
14:10-14:35「福島県における農地除染の現状と農業の復興に向けた取り組み」
齋藤 隆(福島県農業総合センター)
14:35-15:00 「土壌侵食に伴う放射性セシウムの流出と除染後農地の管理」
太田 健(農研機構東北農業研究センター・農業放射線研究センター)
15:00-15:15休 憩
15:15-15:40 「放射性セシウムの果樹樹体内における動態」
高田大輔(東京大学農学生命科学研究科附属生態調和農学機構)
15:40-16:00「福島県の放射能汚染農地に生育する野生植物の放射性セシウム濃度」
山下 純(岡山大学資源植物科学研究所)
16:00-16:20 「ヒドロキシアパタイトを用いた放射性ストロンチウムの吸着・除去法」
小野俊朗(岡山大学自然生命科学研究支援センター)
16:20-16:35「土壌中での放射性物質の挙動と福島における岡山大学の取組」
前田守弘・Nittaya Wakai(岡山大学環境生命科学研究科)
16:35-17:00 パネルディスカッション

プログラムのポスターはこちらからダウンロードできます。

■参加費:無料
■事前登録:学外から参加を希望される方は、あらかじめオーガナイザー(ksaitoh@okayama-u.ac.jp)にご一報ください。

場所:岡山大学50周年記念館・2階大会議室
車で来られる場合は、自動車専用ゲートで駐車券を取って入構してください。駐車料金は、入構後1時間以後は駐車料金が課金されますので、受付で無料券を受け取って下さい。

問い合わせ:オーガナイザー:齊藤邦行(農学部)・佐藤和広 (植物研)