塩ストレスをうけた大麦の根における水吸収の制御機構を分子レベルで解明


塩ストレスをうけた大麦の根における水吸収の制御機構を分子レベルで解明

[著者] Horie, T., Kaneko, T., Sugimoto, G., Sasano, S., Panda, S.K., Shibasaka, M., Katsuhara, M.

[タイトル] Mechanisms of Water Transport Mediated by PIP Aquaporins and their Regulation via Phosphorylation Events under Salinity Stress in Barley Roots

[掲載誌] Plant Cell Physiology (2011) 52:663-675

[共同利用機器] DNA sequencer


[内容紹介] 生体膜における水輸送を担っている膜タンパク質アクアポリンについて、オオムギ 細胞の細胞膜で機能している全10種類のアクアポリン全ての発現解析と水輸送機能を解析しました。これらアクアポリンのイネとの系統的近似性を示し、塩ス トレス応答性を明らかにしました。さらにオオムギPIP1型アクアポリンとPIP2型アクアポリンの相互作用が水輸送活性を高める、というヘテロ4量体形 成による新しい活性制御機構の詳細を解明しました。これらアクアポリンを介する根の水吸収が未知タンパク質リン酸化によって制御されているらしいことも明 らかになりました。これらの成果はイネ科植物における、アクアポリンを鍵とする水管理システムに着目した品種開発に向けた基盤を構築するものです。(分子 生理機能解析グループ 且原)

 

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分子生理機能解析グループ
いのちの水-次々と新事実が明らかになる植物と水との新しい関係- 分子生理機能解析グループ 且原准教授