植物界に保存されたPoly (A) 特異的リボヌクレアーゼによるミトコンドリアmRNAのpolyA鎖調節機構

[著者] Kanazawa, M., Ikeda, Y., Nishihama, R., Yamaoka, S., Lee, N.H., Yamato, K.T., Kohchi, T., Hirayama, T.

[論文タイトル] Regulation of the poly (A) status of mitochondrial mRNA by poly (A) specific ribonuclease is conserved among land plants

[掲載論文] Plant Cell Physiology, (2020), Mar 1;61(3):470-480. doi: 10.1093/pcp/pcz212.
https://academic.oup.com/pcp/article/61/3/470/5625161
PubMedのURL:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31722408

[使用した共通機器] Olympus FV1000-D

[内容紹介] 真核生物のミトコンドリアRNAの制御は、ミトコンドリア機能や細胞機能において重要な役割を担っていますが、まだ不明な点が多く残されています。我々は以前、シロイヌナズナのpolyA鎖分解酵素(PARN)であるAHG2 及びpolyA鎖付加酵素(PAP)であるAGS1が協調してミトコンドリアmRNAのpolyA鎖状態を調節し、ミトコンドリア遺伝子の発現を制御していることを報告しました。このようなPARNによるミトコンドリアRNAの調節機構はこれまで他の真核生物では見つかっていませんでしたが、我々は今回新たに、原始的陸上植物であるゼニゴケでもこの調節機構が保存されていることを明らかにし、植物界においてこのシステムが保存されていることが強く示唆されました。(文責 環境応答機構研究グループ・池田, 平山)

関連リンク: 環境応答機構研究グループ