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イネ種子の発育と食味に影響するマグネシウム輸送体の同定
[著者] Huang, S., Hori, K., Yamaji, N., Yoshioka, Y., Ning, M., Nagaya, Y., … & Ma, J. F.
[論文タイトル] A magnesium efflux transporter required for seed development and eating quality in rice.
[掲載論文] Proceedings of the National Academy of Sciences, 123(17), e2536813123 (2026).
https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2536813123
PubMedのURL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42018419/
[内容紹介] 植物の成長に不可欠なマグネシウムは他のミネラル元素と同様に、土壌から種子への移行には、少なくとも根による土壌からの吸収、根から地上部への移行、様々な器官や組織間での分配と再分配、そして最終的な穀粒への供給など、複数の輸送過程が必要です。しかし、土壌中のマグネシウムがいかに種子まで運ばれ、また種子の発育や品質に対するマグネシウムの影響は長い間不明でした。本研究では、新規マグネシウム輸送体OsMGR2はイネの根や節、穎果などで発現し、根から地上部へのマグネシウム転流を促進し、節部における師部から木部へのマグネシウム輸送を媒介して最も活性の高い葉に優先的に分配し、穎果の母体維管束組織から穀粒へマグネシウムを輸送するなど、イネの穀粒発達と食味に不可欠なプロセスに関与していることを突き止めました。(植物ストレス学グループ・馬 建鋒)。

野生型および変異体の玄米の表現型

イネのMg輸送におけるOsMGR2の3つの役割
関連リンク: 植物ストレス学グループ