新着情報

馬教授が、令和4年秋の紫綬褒章を受章!

本学資源植物科学研究所の馬建鋒教授が、令和4年秋の紫綬褒章を受章しました。紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方に贈られる国家褒章です。
馬教授は、植物栄養生理学での研究功績が認められ、綬章が決定しました。植物は、生育に欠かせないミネラル栄養素を土壌から植物の各組織に輸送する多種多様な輸送体(トランスポーター)を必要としており、その一方で、土壌中に存在するカドミウムやヒ素のような有害元素も輸送体によって可食部に蓄積され、健康に影響を与えるため、ミネラルの輸送機構の解明は作物の生産性や品質だけではなく、我々の健康にも関係する重要な課題として注目されています。馬教授は長年にわたり主に作物(イネ、オオムギ、ソバなど)を対象に、ミネラル輸送機構に関する研究を行い、数々のミネラル輸送体を世界に先駆けて同定し、その制御機構を解明しており、日本の農学研究発展に大きく貢献していることが評価されました。
馬教授は受章を受け、「今回紫綬褒章を賜り、大変身に余る光栄です。これまでに、がむしゃらにコツコツと地道に頑張ってきたことがこの受章に繋がったと思います。この章を励みに、今後さらに精進していきたいと思います」と話しています。

●岡山大学紫綬褒章受章者
平成10年春 名誉教授 長堀 金造
平成10年秋 薬学部 早津 彦哉
平成11年秋 名誉教授 鳥居 滋
令和 2年秋 異分野基礎科学研究所 沈 建仁

【本件問い合わせ先】
資源植物科学研究所 教授 馬 建鋒
TEL:086-434-1209

Back to Top