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佐藤教授が「令和5年秋の紫綬褒章」を受章

資源植物科学研究所の佐藤和広教授が、令和5年秋の紫綬褒章を受章しました。紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方に贈られる国家褒章です。
佐藤教授は、遺伝育種科学での研究功績が認められ、この度の受章が決定しました。佐藤教授は、オオムギ遺伝資源の基礎研究及び応用に関する多様な分野で成果を上げており、さらに、遺伝資源を管理し国内外の研究者に実験材料を提供するなど、国際的にも多大な活躍をしてきました。また、遺伝資源に含まれるゲノム構造の多様性を解明すると共に、その情報を活用したオオムギの重要遺伝子の同定ならびに効率的な分子育種技術の開発に寄与し、遺伝子改変によって重要遺伝子の機能を証明することで、オオムギの遺伝子情報が他の穀物の形質の改良に応用できることを示しました。これらの研究内容が、優良品種への遺伝子導入による新規系統の育成、さらにはそれを利用した製品開発にまで大きく貢献していることが評価され、今回の受章に至りました。
佐藤教授は受章を受け「先輩や研究仲間に恵まれたおかげで、今まで楽しく研究してきました。お褒めをいただき光栄です。作物の研究は時間がかかるので、まだ道半ばですが、これからも人の役に立つ研究を目指して仕事を続けたいと思います」と話しています。

●岡山大学紫綬褒章受章者
平成10年春 名誉教授 長堀 金造
平成10年秋 薬学部 早津 彦哉
平成11年秋 名誉教授 鳥居 滋
令和 2年秋 異分野基礎科学研究所 沈 建仁
令和 4年秋 資源植物科学研究所 馬 建鋒

【本件問い合わせ先】
資源植物科学研究所
教授 佐藤和広
TEL:086-434-1244

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