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ブルームレスキュウリ原因遺伝子の同定

[著者] Namiki Mitani, Naoki Yamaji, Yukiko Ago, Kozo Iwasaki, Jian Feng Ma

[タイトル] Isolation and functional characterization of an influx silicon transporter in two pumpkin cultivars contrasting in silicon accumulation

[掲載誌]  The Plant Journal DOI: 10.1111/j.1365-313X.2011.04483.x


[内容紹介] キュウリの表面にある白い粉はブルームと呼ばれ、その主成分はケイ素です。白い 粉のないピカピカのキュウリはブルームレスキュウリといい、特殊なカボチャ品種を台木にして作られます。我々はピカピカキュウリの謎を解き明かすために、 ブルームレスキュウリの台木に使われるカボチャ品種のケイ酸吸収の仕組みを調べました。その結果、外部から根の細胞にケイ酸を取り込むのに必要なタンパク 質(輸送体)が、一般のカボチャと比べ、ピカピカキュウリに使われている品種で変異していることを突き止めました。その変異によって、輸送タンパク質は細 胞膜への局在ができず、ケイ酸の吸収が非常に少なくなりました。(植物ストレス学グループ・馬 建鋒)

 

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植物ストレス学グループ

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