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イネアルミニウム耐性転写制御因子ART1のシス配列の同定

[著者] Tsutsui, T., Yamaji, N., and Ma, J. F.

[タイトル] Identification of a cis-acting element of ART1, a C2H2-type zinc finger transcription factor for aluminum tolerance in rice.

[掲載誌]  Plant Physiol(2011). 156: 925-931

[内容紹介] イネは最もアルミニウム耐性の高い穀物の一つであるが、その耐性機構は未だ明らかになっていない.我々は,イネAl高感受性変異体art1(aluminum resistance transcription factor 1)を用いて、C2H2型zinc finger転写因子ART1を同定した。本研究では, ART1特異的なシス配列の同定を行った.その結果,ART1下流にある遺伝子の一つであるSTAR1の プロモーター配列上でART1タンパク質が結合する領域を特定し、ART1が特異的に認識しているコアのシス配列GGNVSNを同定した。このシス配列 は,ART1が制御する31個の遺伝子のうち28個の遺伝子のプロモーター配列上において確認された(植物ストレス学グループ・馬 建鋒)。

 

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植物ストレス学グループ

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