ウラジロチチコグサから見つかったMethylobacterium属細菌の新種(M. gnaphalii)

[著者] Tani A., Sahin N., and Kimbara K.

[論文タイトル] Methylobacterium gnaphalii sp. nov., isolated from leaves of Gnaphalium spicatum

[掲載論文] International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology (2012), 62, 2602-2607

[共同研究] ムグラ大学(トルコ)

[内容紹介]
Methylobacterium属細菌はメタノールを単一炭素源として利用可能なグラム陰性細菌です。比較的どこにでも存在しますが、植物の表面に多く見つかります。これは、植物がメタノールを放出しているからであると考えられています。本属細菌の中には植物の生育を促進するなど有用な機能を持つ菌も知られており、植物との共生機構や生育促進作用に興味が持たれます。 私たちは本属細菌に注目して、多様な植物から多くの本属細菌を収集して分類しています。その中でこれまで知られていない新種がウラジロチチコグサから見つかったの で、新種であることを示し、またウラジロチチコグサの学名(Gnaphalium spicatum)に ちなみ、M. gnaphaliiと名付けています。なお、この分類には非常に迅速で正確である質量分析器を用いた方法を利用しており、その詳しい内容についてはPLoS ONE (2012), 7, e40784 で報告しています。
(文責 植物・微生物相互作用グループ・谷 明生)

関連リンク: 植物・微生物相互作用グループ

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22199216