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OsHMA3はイネの亜鉛の恒常性の保持に重要な役割を果す

[著者] Cai, H., Huang, S., Che, J., Yamaji, N. and Ma, J. F..

[タイトル] The tonoplast-localized transporter OsHMA3 plays an important role in maintaining Zn homeostasis in rice.

[掲載誌] J. Exp. Bot. 70: 2717-2725 (2019).

[内容紹介] OsHMA3は最初にカドミウムの輸送体として同定され、後に亜鉛をも輸送することが明らかになったが、その生理的役割について不明であった。本研究では、OsHMA3機能型と非機能型のイネ品種を用いて、亜鉛過剰毒性と体内亜鉛の恒常性の維持における役割を解析した。その結果、機能型OsHMA3は過剰の亜鉛を無毒化することができることが分かった。また亜鉛欠乏時に、OsHMA3 によって液胞に貯められた亜鉛が有効に利用されていることも突き止めた。(植物ストレス学グループ・馬 建鋒)。

関連リンク 植物ストレス学グループ

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