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イネ根の外周細胞の分化に必要なロイシンリッチリピード受容体様キナーゼの同定

[著者] Huang, C. F., Yamaji, N., Ono, K. and Ma, J. F.

[論文タイトル] A leucine-rich repeat receptor-like kinase gene is involved in the specification of outer cell layers in rice roots

[掲載論文] Plant Journal 69: 565-576 (2012)

[内容紹介]
イネ根の外周細胞は特徴的に表皮、外皮と厚壁細胞の三つの細胞層からなる。我々はこれらの細胞の分化に必要な遺伝子DOCS1を同定した。DOCS1はreceptor-like kinase をコードしており、根の表皮細胞および根毛で発現していた。またDOCS1タンパク質は細胞膜に局在していた。DOCS1遺伝子が破壊されると、外周細胞の分化が乱れ、その結果、アルミニウムやカドミウムなどの金属毒性に弱くなる。この論文はPlant JournalにFeatured paper として取り上げられ、その号の表紙も飾った。
(文責 植物ストレス学グループ・馬 建鋒)

関連リンク: 植物ストレス学グループ

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