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イネのアンモニウム輸送体の同定

[著者] Konishi, N. and Ma, J.F.

[タイトル] Three polarly localized ammonium transporter 1 members are cooperatively responsible for ammonium uptake in rice under low ammonium condition.

[掲載誌] New Phytologist, doi.org/10.1111/nph.17679 (2021).

[内容紹介] アンモニウムはイネの主な窒素吸収形態です。しかし、その吸収に関わる輸送体の機能はあまり明らかにされていません。本研究では、低親和性アンモニウム輸送体ファミリーに属する三種類のAMT1輸送体について詳しく機能解析を行いました。その結果、3種類とも根において細胞膜に極性局在をしていることを突き止めました。また3種類の輸送体を同時に破壊すると、低アンモニウム条件下でアンモニウムの吸収がほとんどなくなり、この3種類の輸送体がアンモニウムの吸収を担っていることを示しています。さらにアンモニウムに応答して、遺伝子発現レベルだけではなく、タンパク質の細胞内局在にも変化があることを突き止めました。 (植物ストレス学グループ・馬 建鋒)。

関連リンク 植物ストレス学グループ

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