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オオムギ節で発現するHvSPDTは種子へのリン酸の転流に重要

[著者] Gu, M., Huang, H., Hisano, H., Ding, G., Huang, S., Mitani-Ueno, N., … & Ma, J. F.

[タイトル] A crucial role for a node-localized transporter, HvSPDT, in loading phosphorus into barley grains

[掲載誌] New Phytologist, 234(4), 1249-1261 (2022)

[内容紹介] オオムギにおいて吸収されたリンの6割以上は最終的に種子へ転流されます。しかし、種子へのリンの転流に関するする分子機構はまだ不明です。本研究では、オオムギの節で高発現する新規リン酸輸送体HvSPDTを同定しました。HvSPDTは節の肥大維管束と分散維管束の木部と師部に発現し、この遺伝子を破壊すると、種子へのリンの転流が大幅に減少しました。その結果、種子が小さくなり、収量が劇的に低下しました。 (植物ストレス学グループ・馬 建鋒)。

関連リンク 植物ストレス学グループ

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