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ゴルジ体局在の糖転移酵素OsGT14;1はイネの根と地上部の成長に必要

[著者] Wang, P., Yamaji, N., & Ma, J. F.

[タイトル] A Golgi-localized glycosyltransferase, OsGT14; 1, is required for growth of both roots and shoots in rice

[掲載誌] The Plant Journal, 111(4), 923-935 (2022)

[内容紹介] 植物の糖転移酵素(GT)は大きなファミリーを形成し、様々な多糖の合成に重要です。本研究では、イネ短根変異体のスクリーニングからGTの一つGT14;1を同定することができました。GT14;1はゴルジ体に局在し、この遺伝子を破壊すると、根だけではなく、地上部も短くなります。また細胞壁成分であるセルロースの含量が減少し、稈が脆くなります。面白いことに、この遺伝子は金属耐性に関与せず、低pH耐性に関与することが明らかとなりました。なおこの論文の内容はハイライトされ、また表紙も飾りました。 (植物ストレス学グループ・馬 建鋒)。

関連リンク 植物ストレス学グループ

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