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第2回大原サマーサイエンスインターンシップを開催します(応募を締め切りました。)

岡山大学資源植物科学研究所は、国内外の研究者と連携し、食糧・農業分野における地球課題解決に向けた基礎研究を推進しています。
この度、その先端的な研究を体験するインターンシップを開催いたします。

本研究所は、大正3年(1914年)に、数々の社会的業績を残された大原孫三郎氏が、34歳の若さで日本初の私設の農業研究所(大原農業研究所)として設立したものです。大原氏が設立した大原美術館、企業、病院などは、そのほぼ全てが現在まで姿を変えず、存続しています。
本インターンシップでは、正味3日間の研究体験とともに、本研究所で行われている研究紹介に加え、大原氏が設立した企業からも、その最先端事業について講演を頂きます。参加者の皆様の数年先に待っている進路選択に繋がるお話が伺えるのではと考えております。

また、研究所のある倉敷市は、観光名所でもあります。倉敷の繁栄は、昔から『町衆』に支えられてきました。まるで江戸時代にタイムスリップした様な風景の美観地区、驚くべき収蔵品を保有する大原美術館などは全て町衆が築き上げてきたという点でとてもユニークなものです。本研究所は、美観地区より歩いてたった5分!この機会に、倉敷を一度訪れてみませんか?

応募を締め切りました。

*第一回大原サマーサイエンスインターンシップの様子はこちら

【お問い合わせ】 ossi(AT)okayama-u.ac.jp (AT)を@に変えてください。

通常3日以内にお返事させていただきます。お返事が届かない場合には、迷惑メールフォルダをご覧ください。

【開催時期】     令和5年8月29日(火)~ 9月1日(金)

【開催場所】     岡山大学 資源植物科学研究所 〒710-0046 岡山県倉敷市中央2-20-1

【プログラム】   8月29日 午前 開会式、オリエンテーション

8月29日 午後〜9月1日 午前 研究体験および研究紹介

9月1日 午後 大原美術館見学など、閉会式

【募集人数】   10名まで(応募者多数の場合には選考あり)

参加者には交通費・宿泊費を支給させていただきます。

(倉敷市内など、出発地により一部支給がされない場合があります)

【対象】  大学生・高等専門学校生など、高校卒業レベルの理科の知識のある方
先端農学研究を志している方

【スケジュール】 受付開始  4月21日(金)

応募締切  6月2日(金)

結果通知  6月下旬

【研究体験内容(以下より5つを選択、うち2つを体験)】
*希望者多数の場合、ご希望に添えない場合があります。ご了承ください。

『植物の免疫系って?〜イネの病気抵抗性解明!』

コメは最も重要な作物の一つであり、イネの耐病性の向上は重要な研究課題です。私達は、イネ免疫の主要な構成要素である免疫受容体の包括的な理解により、免疫をデザインできるようにしたいと考え、ライブイメージングやゲノム編集などの技術を組み合わせて研究を行っています。『研究体験』では、上記の私達の最先端の研究に触れる機会を提供します。

『何してる?組織 x AIで植物のゲノム制御機構を俯瞰する!』

統合ゲノム育種グループでは、急速な環境変化に対応するための迅速な育種技術の開発をおこなっています。これらの技術のひとつとして、植物組織内エピジェネティック修飾解析技術があります。本研究体験では、この技術を用いて植物組織内のエピジェネテイック修飾を1細胞レベルで検出し、それらをAIにより解析する方法を体験することが出来ます。

 

 

『クローン作りもお手のもの~組織培養してみよう!』

ゲノム多様性グループでは、遺伝子組換えやゲノム編集などを利用したオオムギ有用遺伝子の機能解明を行っています。『研究体験』では、培地作成とオオムギの生長点や未熟胚を用いた無菌操作を行います。これらの「組織培養技術」は、遺伝子組換えやゲノム編集だけでなく苗の大量増殖や世代促進にも利用される重要な育種技術です。貴方の手で、無菌状態の植物を作ってみませんか? (遺伝子組換えやゲノム編集実験は行いません)

 

 

『葉っぱについてる変わり者〜微生物と植物の思いもかけない共生関係!』

植物は成長の過程でメタノールを放出しています。Methylobacterium属細菌はそのメタノールを利用でき、植物葉上で優占して植物とHappyに共生しています。植物環境微生物グループ共生細菌チーム!では、彼らの生理生態を研究し、その応用展開を考えています。彼らはメタノールがあまりにも好きすぎて、メタノール濃度の高い方へ泳いでいく走化性を示します。研究体験ではこの走化性の実験に挑戦し、そのメカニズムを理解する!

 

 

 

 

『赤潮って、何がおこすの?なんでおこるの?』

植物環境微生物学グループ植物プランクトンチームは、赤潮の原因となる植物プランクトンの生態について、そのユニークな細胞の機能の解明とともに、環境中の他の生物との関わりを詳しく調べる研究をしています。『研究体験』では、植物プランクトンの増殖を促進する海洋細菌を探し出し、植物プランクトンとの共生状態を観察してみましょう。

『じっとしてるのに、色々やってる!植物のホルモンの役割って?』

植物ホルモンは、動物のような中枢神経系を持たない植物において、個体の調和を保つために重要です。私は気孔運動制御を研究の中核として、植物ホルモンの相互作用の解明を進めています。このような研究には、分子生物学的手法に、質量分析計を使った植物ホルモンの定量など分析化学的手法を組み合わせることが重要です。この研究体験では、四重極タンデム質量分析計を用いた植物ホルモンの定量解析実験に取り組んでいただきます。

『突然変異体を発見! その中で起きているDNAの変化を検出してみよう』

植物は光のエネルギーを使って光合成を行い、炭水化物であるデンプンを合成します。今回の研究体験では、光合成の調節機構や澱粉合成が変化した突然変異体を使って、突然変異体の中で起きているDNAの変化を検出する実験を行います。また、光合成測定装置を使って光合成活性を目で見たり、顕微鏡を使って種子に蓄積している澱粉粒の形を調べる実験も行います。

『痩せた土地でも逞しく育つ!…その秘訣は?』

植物ストレス学グループでは、土壌中の養分の過不足からくるミネラルストレスに対する植物の生存戦略について研究しています。「研究体験」では、様々なストレスに対して軽減効果のあるミネラル「ケイ素」を植物がどのように吸収し利用しているか、私たちの身近な作物であるイネを実験材料に最新の研究手法で明らかにします。

『悪者だけじゃなく善玉もいる?ウイルスについて深く知ろう!』

ウイルスにはヒトや家畜、農作物などを病気にしてしまう悪玉タイプが広く知られています。一方で、作物の病原菌(悪玉カビ)を病気にしてしまうような役に立つ(善玉)ウイルスも存在しています。しかし、これら悪玉・善玉ウイルスの粒子はナノサイズなので直接みることができません。この研究体験では、ウイルスやその感染をどうやって調べたらよいかを一緒に体験する企画です。

 

 

『良いモノだけを選りすぐる!細胞表面トランスポーターって?』

植物分子生理学グループは、植物の環境ストレス応答機構について研究をしています。なかでも、水やイオン・有機酸などを運ぶ「トランスポーター」について解析しています。研究体験では、トランスポーターと蛍光蛋白質をつなげ、それを植物や動物細胞に発現させることで細胞の「どこ」に発現するかを観察します。または、測定機器を用いてトランスポーターの輸送機能について調べる実験を行います。

 

 

『品種の違いを測って‘多様性’をハラオチさせる』

植物研には世界中からオオムギ品種を集めた世界有数規模のコレクション(遺伝資源)があります。ゲノム多様性グループ(最相)では、この遺伝資源が持つ‘多様性’を品種改良に繋げるための研究を行っています。この研究体験では、オオムギ遺伝資源の農業的に大切な形質の‘多様性’を数値化する実験を通して‘多様性’の可視化に取り組みます。

 

 

『イネ科作物の多様性: オオムギ種子の不思議な力』

遺伝資源機能解析グループでは、オオムギを中心とするイネ科作物の種子に注目し、形態や成分の多様性を植物体から遺伝子のレベルで研究しています。『研究体験』ではオオムギ種子のユニークな発芽特性が醸造の現場で活用されていることを紹介します。また、食用には異なる適性が求められることを遺伝子鑑定で体験してみましょう。

 

 

『エピゲノム=遺伝子制御状態を調べよう!』

植物の形や性質は、遺伝子の働きによって変化することが知られています。遺伝子の情報はゲノム上に書き込まれていますが、最近、「エピゲノム」というDNAの化学修飾や、DNAの格納状態の違いが遺伝子の発現制御に重要であることが明らかになってきています。植物の「エピゲノム」状態の違いを、PCRや顕微鏡を用いて一緒に調べてみませんか。

 

 

『光合成を行うタンパク質複合体の精製と分析に挑戦!』

RECTORプログラムでは、生化学的手法を駆使して植物が光のエネルギーを得る光合成を行なうタンパク質複合体の構造が機能的にどのような制御をうけるか着目し国際的な研究活動を行なっています。『研究体験』では、前半では生化学的解析で基礎となるタンパク質複合体の精製について、後半では精製された標品を分析し評価するデータ解析について、体験してみましょう。

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